タイタンロック製品紹介

タイタンロックは、ロッキングプレート、ロッキングスクリュー、バレットの3種類から構成され、その他専用器具として、専用ドリルガイド、専用ドリル先、専用ドライバーが必要となります。

タイタンロック基本形

タイタンロックの基本形

タイタンロックのプレートは、8穴から10穴の使用になります。
使用するスクリューの本数の目安は「挿入するスクリュー本数/プレートの穴数」が「1:2」以内になるようにします。
遠位2本、近位2本、骨折部には3~4穴の未使用部になります。ロッキングプレートでは多すぎるスクリューの挿入は、応力集中によるプレートの破損を招くことに留意してプランニングしてください。

各サイズの適応体重

適応体重の上限は、骨折の症例や整復する手技により異なりますが、想定体重は単純横骨折を想定した場合の参考になります。

製品 推奨体重
φ1.2mm(Violet TITAN) ~約1.5kg
φ1.5mm(Green TITAN) ~約2.0kg
φ1.7mm(Purple TITAN) ~約2.5kg
φ2.0mm(Yellow TITAN) ~約3.0kg
φ2.4mm(Blue TITAN) ~約3.5kg
φ2.7mm(Light Green TITAN) ~約8.0kg
φ3.0mm(Light Blue TITAN) ~約12.0kg
φ3.5mm(Gold TITAN) ~約20.0kg

ロッキングスクリュー

タイタンロック ロッキングスクリュー
チタン合金で、硬めの材質を使用しています。
スクリューはセルフタップ仕様のため、挿入する時はゆっくりとドライバーを回して挿入します。
タイタンロックでは、全長表記以外にも有効長表記をして、スクリューの有効な長さをわかるようにしています。
※有効長は、プレートの底面からの長さの目安になります。

全長 φ1.2mm 有効長 φ1.3mm 有効長 φ1.5mm 有効長 φ1.7mm 有効長 φ2.0mm 有効長
5mm 3.0mm 3.0mm 3.0mm 3.0mm
6mm 4.0mm 4.0mm 4.0mm 4.0mm 3.5mm
7mm 5.0mm 5.0mm 5.0mm 5.0mm 4.5mm
8mm 6.0mm 6.0mm 6.0mm 6.0mm 5.5mm
10mm 8.0mm 8.0mm 8.0mm 8.0mm 7.5mm
12mm 10.0mm 10.0mm 10.0mm 10.0mm 9.5mm
14mm 12.0mm 12.0mm 11.5mm
16mm 14.0mm 14.0mm 13.5mm
18mm 16.0mm 15.5mm
20mm 17.5mm


全長 φ2.4mm 有効長 φ2.7mm 有効長 φ3.0mm 有効長 φ3.5mm 有効長
6mm 3.5mm
7mm 4.5mm
8mm 5.5mm 5.0mm 4.5mm 4.2mm
10mm 7.5mm 7.0mm 6.5mm 6.2mm
12mm 9.5mm 9.0mm 8.5mm 8.2mm
14mm 11.5mm 11.0mm 10.5mm 10.2mm
16mm 13.5mm 13.0mm 12.5mm 12.2mm
18mm 15.5mm 15.0mm 14.5mm 14.2mm
20mm 17.5mm 17.0mm 16.5mm 16.2mm
22mm 19.5mm 19.0mm 18.5mm 18.2mm
24mm 21.5mm 21.0mm 20.5mm 20.2mm
26mm 23.0mm 22.5mm 22.2mm
28mm 25.0mm 24.5mm 24.2mm
30mm 27.0mm 26.5mm 26.2mm
32mm 29.0mm 28.5mm 28.2mm
34mm 31.0mm 30.5mm 30.2mm
36mm 32.5mm 32.2mm
38mm 34.5mm 34.2mm
40mm 36.5mm 36.2mm
42mm 38.5mm 38.2mm
44mm 38.5mm 40.2mm
46mm 42.2mm
48mm 44.2mm
50mm 46.2mm

ロッキングプレート

タイタンロック ロッキングプレート
純チタンで柔らかめの材質になります。
φ1.2mm、φ1.5mm、φ1.7mmは手でペンディングすることが可能ですが、φ2.0mm、φ2.4mm、φ2.7mm、φ3.0mm、φ3.5mmは一般的なベンダーでベンディングする必要があります。
タイタンロックはロッキングプレートを採用しているため、骨の形状に合わせて細かくベンディングする必要がなく、骨とプレートの隙間が2mmくらいまであっても大丈夫です。


バレット

タイタンロック バレット
プレートに専用ドライバーにより、ねじ締めの要領で固定します。
骨に対しプレートの位置決めを行いバレットの中心に貫通穴があいているため、そこにユニラテラル・ポイント鉗子を使用して仮固定をする。
キルシュナーピンをバレット中央部の穴に挿入して仮固定することも可能です。

規格 穴径
φ1.2mm用 φ0.8mm
φ1.5mm用 φ0.8mm
φ.17mm用 φ0.8mm
φ2.0mm用 φ1.0mm
φ2.4mm用 φ1.0mm
φ2.7mm用 φ1.0mm
φ3.0mm用 φ1.0mm
φ3.5mm用 φ1.0mm

バレット仮固定


ドリルガイド

タイタンロック ドリルガイド
通常のドリルガイドは、ドリル先端部を保持して使用するが、タイタンロックのドリルガイドはドリルの軸の部分を保持するため、ドリルを折る危険性が少ない。
また軸を保持することにより、スクリューホール中央にドリリングをすることが可能です。

規格 識別色
φ1.2mm用ドリルガイド Violet
φ1.2mm用ドリルガイド Light Yellow
φ1.5mm用ドリルガイド Green
φ1.7mm用ドリルガイド Purple
φ2.0mm用ドリルガイド Yellow
φ2.4mm用ドリルガイド Blue
φ2.7mm用ドリルガイド Light Green
φ3.0mm用ドリルガイド Light Blue
φ3.5mm用ドリルガイド Gold

ドリルガイド装着


ドリル先

タイタンロック ドリル先
ドリル先は各サイズの下穴径に合わせて必要になります。
φ1.2mm用のみ、ドリル先がφ0.8mmとφ0.9mmの2種類あります。
正規のサイズは、φ0.8mmになりますが、これは柔らかい骨に使用することを想定しています。少し硬めの骨に使用する場合は、φ0.9mmをご使用ください。
実際に手術しないとわからないため、2種類のドリル先をご用意することをお勧めします。
ドリル先の軸径はφ2.35mm(JIS規格)なので、そのサイズに合うモーターならば装着可能となります。

タイタンロック ドリル先


ドライバー

タイタンロック専用ドライバー
タイタンロック専用のドライバーになります。
指3本で回すようにトルク設計されていて、ドライバーの先端部とスクリューヘッドの六角部分の公差が数ミクロンのため、ドライバーにスクリューを装着したままスクリューをキャリーすることが可能になっています。そのため、細かいスクリューを落下させる危険性が少なくなっています。
専用ドライバーは、A型とB型とC型があるので、それぞれのサイズをご使用ください。
何回か使用していると、ドライバーの先端部が擦り減ってくるため、交換用のドライバー先もございます。

規格 使用ドライバー
φ1.2mm A型ドライバー
φ1.5mm A型ドライバー
φ1.7mm A型ドライバー
φ2.0mm B型ドライバー
φ2.4mm B型ドライバー
φ2.7mm B型ドライバー
φ3.0mm C型ドライバー
φ3.5mm C型ドライバー

ドライバーでスクリュー挿入

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